ストリート・チルドレン
2005年2月7日 読書
ISBN:4797490748 文庫 盛田 隆二 新風舎 2003/10 ¥620
う〜ん不思議。読書中も不思議な感覚になる小説なのだ。
「〜〜した。〜〜だった。そして〜〜〜だ。」という調子の短文の連続、
淡々と起こった出来事だけを細かく記述、
登場人物の気持ちの描写はほとんどない。
ただただ、年表のように下諏訪の村から逃れてきた
一人の男からはじまり、現代にまで続く一族の歴史を描写し続ける。
その人物設定はとても細かく執拗で、中上健次を彷佛とさせた。
あとがきで作者が「若かったから書けた作品」と書いていたが、
たしかに書き手の情熱と無垢さを感じた小説。
う〜ん不思議。読書中も不思議な感覚になる小説なのだ。
「〜〜した。〜〜だった。そして〜〜〜だ。」という調子の短文の連続、
淡々と起こった出来事だけを細かく記述、
登場人物の気持ちの描写はほとんどない。
ただただ、年表のように下諏訪の村から逃れてきた
一人の男からはじまり、現代にまで続く一族の歴史を描写し続ける。
その人物設定はとても細かく執拗で、中上健次を彷佛とさせた。
あとがきで作者が「若かったから書けた作品」と書いていたが、
たしかに書き手の情熱と無垢さを感じた小説。
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