好きになってはいけない国。―韓国発!日本へのまなざし
2005年3月28日 読書
ISBN:416767937X 文庫 菅野 朋子 文芸春秋 2005/03 ¥590
韓国が好きか?と聞かれたなら、私は素直に好きだ、と答える。
旅行にも5回も行っているし、食べ物もおいしい。
それに何といっても最近は、韓国ドラマが好きだ。
少女マンガの世界そのままの野暮ったさ、ストーリーがたまらない。
それぐらい、あたりさわりない理由で好きなのだけど。
だけど、韓国人に日本が好きか?と聞けば、
「日本のアニメやアイドルは好きでも、日本という国自体は嫌い」となる。
それは戦争を知らない若者でもそうだ。
韓国全体に「日本は好きになってはいけない」という雰囲気があるのだ。
この本では日本のアイドルに夢中になる韓国の若者を中心に、
日本に対する複雑な感情を、日本人の筆者が聞き取りしている。
日本は嫌い、だけど、日本のいいところは見習いたい。
日本に絶対負けたくない。もっと歴史の反省をしてほしい。
もっと韓国を知ってほしい。
日本はどうせ韓国なんて眼中にないんでしょ。
といった韓国人の台詞は、日本が韓国を見るよりずっと、
韓国は日本のことを見ているのだなあと感じさせる。
だけど韓国人のこういった複雑な感情も、
韓国映画の成功、日本のヨン様ブームで変わってきているような気がする。
それは、常に日本と比べなくても、
ひとつの国として自信を持ちはじめたから。
何の先入観もなくお互いが付き合えるようになるには、
まだまだ時間がかかりそうだけど。
韓国が好きか?と聞かれたなら、私は素直に好きだ、と答える。
旅行にも5回も行っているし、食べ物もおいしい。
それに何といっても最近は、韓国ドラマが好きだ。
少女マンガの世界そのままの野暮ったさ、ストーリーがたまらない。
それぐらい、あたりさわりない理由で好きなのだけど。
だけど、韓国人に日本が好きか?と聞けば、
「日本のアニメやアイドルは好きでも、日本という国自体は嫌い」となる。
それは戦争を知らない若者でもそうだ。
韓国全体に「日本は好きになってはいけない」という雰囲気があるのだ。
この本では日本のアイドルに夢中になる韓国の若者を中心に、
日本に対する複雑な感情を、日本人の筆者が聞き取りしている。
日本は嫌い、だけど、日本のいいところは見習いたい。
日本に絶対負けたくない。もっと歴史の反省をしてほしい。
もっと韓国を知ってほしい。
日本はどうせ韓国なんて眼中にないんでしょ。
といった韓国人の台詞は、日本が韓国を見るよりずっと、
韓国は日本のことを見ているのだなあと感じさせる。
だけど韓国人のこういった複雑な感情も、
韓国映画の成功、日本のヨン様ブームで変わってきているような気がする。
それは、常に日本と比べなくても、
ひとつの国として自信を持ちはじめたから。
何の先入観もなくお互いが付き合えるようになるには、
まだまだ時間がかかりそうだけど。
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